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水曜日, 5月 7

貧乏脱出!?知らないと確実に損をする9つの金融の真実

アベノミクスで沸く株式市場。

だが、知らないと損をする9つの金融通の中では常識の真実がある。

・マネー創造は時に必要である。

・マネー創造は、国債の増加やインフレーションを通じて国民への負担となる。

・マネー創造とは、つまりは未来の収益を前取する仕組みである。

・マネー創造により政治資金捻出が可能となる為、政治家はマネー創造の仕組みの奴隷である。

・マネー創造により政治家を含めたすべてのセクターの買収が可能である。なぜならマネーが資本主義社会では最高の報酬だからである。

・国の保障付き融資とは、つまりは国民の税金により返済を保障するという意味である。

・マネーというものは、もともと労働により生産された物やサービスを交換する為の代替である。
つまりは、交換に値する労働がなければそこにはマネーが存在してはいけない。
交換に値する労働がないにもかかわらず生み出されたマネーは、「マネー創造」により作られたいわば偽者である。

・反対に、「マネー出現」による生み出されるマネーは、交換に値する労働によるマネーは、存在してもよいマネーである。

・交換に値する労働による生産やサービスは、人々に必要とされると同時に、生産量が適正であるという意味である。

・融資によりマネーは生まれるが、生まれた時には、それが「マネー出現」か「マネー創造」かは実はわからない。
但し、生まれた瞬間は、ただのマネーであることからやはりそれは、何もないところからひねり出したやはり「マネー創造」によるマネーである。
だが、使われようによっては、存在してもよい「マネー出現」によるマネーであると認定される。

・マネーが物やサービスに代わり、それが物やサービスにかわり交換に値するものであった場合に、それは、「マネー出現」によるマネーであり存在してよいマネーとなる。

・最終的に「マネー創造」で終わってしまった場合、そのマネーの分だけ、「物とサービス」と「マネー」は均衡しなくなる。
マネーが増えてしまった分だけ、インフレが起きる。
これにより、マネーの価値は全体的に下がる。これを返済することで、マネーは縮小しインフレは抑制される。

これらを、リストアップした人々の話を下に紹介しよう。


 橋渡剣がキングバンク頭取と面談する前に討議した内容

橋渡剣(はしわたし けん)は丸テーブルに座る4人の有志達に向かって言った。

「諸君がご存知のとおり、この討議内容はわが国最大のメガバンクのひとつであるキングバンク頭取との面談の参考にさせてもらう。

この討議内容の結果は後に世界の人々に、人道的な面において大きな影響を与える。

要するに、人々の生死や公平や尊厳、人権等すべてにかかわる重要な会議であることを心得てほしい」

国家正(くにいえただし)が口を開く。

「もちろん、そんなことははじめからわかっている話だ。
そのためにわしは生きているようなものだ」

台田が言う。

「ふん、君は今でもそんなことを言っているのかい。
長いものに巻かれるってことを知らないねぇ」

橋渡は言う。

「いや、僕も長いものに巻かれるためにこれをやっているんだ」

バンクオブバンクの美麗(みれい)部長がそこには出席していた。

「まずは、銀行家には迷惑をかけないことを約束して頂戴。
そうでなければ私は賛成できませんわ。
そこにいる九層さんのようなお考えの持ち主とは特に協力はできません」

九層(きゅうそう)は腕組みをして美麗部長をにらみつける。

「どうやら、仮想マネーの創出に相当お怒りのようで。
大丈夫ですよ。
仮想マネーでは、政府の紙幣をとってかわる、ことなんてできませんから。
第一、法律で締め出してしまえばあっというまじゃないですか」

橋渡が口を開く。

「仲間割れはほどほどに。
美麗部長、九層さんは仮想マネーの創造者ですが、私から言わせて見ればあれは、ほんの遊びにすぎませんよ。
欠陥が多すぎる。
私は、むしろ美麗部長のバンクオブバンクが裏で出資をしているのではないかと疑うくらいです。
まぁ、しかし、それは別の機会の話としましょう。
今回は、バンクオブバンクさんが昔からやっている銀行業について、もちろん今の実行力と権力構造を維持したままで、国民の生活水準をより高い方向に持っていく為の仕組みづくりを考えようとしているのです」

九層は言う。

「私が生み出した仮想マネーは2つの点で、今の銀行業が勝てない。
1つは、P2Pの仕組みにより中央機関をとっぱらい、そのメンテナンスを全世界のユーザー管理下においたこと。
これにより通常の銀行より圧倒的に有利な立場から労働力を得ることができる。
労働は仮想マネーの膨張により支払われますが、インフレが起こらないよう仮想マネーの膨張は、需給関係に基づき制限されます。
そして、もう1つはデータの保存場所は、世界各地の仮想マネーの利用者PCとなる為、中央サーバーを持たない分コストダウンが図れる。
この2つの点で私の生み出した仮想マネーは圧倒的に有利です。
但し、弱点もある。
一旦膨張してしまったマネーの量は需要が減っても減少させることができない。
つまりこれはやはりインフレ、つまり仮想マネーの価値を大きく下げる危険性がある。
また、需給関係が均衡して、メンテナンス管理による報酬が得られなくなったところで、ネットワークの管理者が不在となり、仮想マネーそのものが破綻する。
つまりこの危険性をはらんでいます。
そんな危ないものでありながらも、この新しい発想が目新しいために多くの人々が寄ってきている。
仮想マネーはいわば、挑戦状ですよ。ほら、こんな脆弱な仕組みでも人々は飛びつくんだぞ。次は本気で政府紙幣の代替を狙っていくよ、ってね」

美麗部長は応戦する。

「やってごらんなさい。
そのアイデアがあるのならね。
現在政府以上に信用力のある機関が存在をすることができるのであれば。
法律にのっとり税金を吸い上げることができる最大の収入を上げる機関である国に代わるものが作れるの?
仮想マネーも結局は、政府紙幣との交換を前提にしている。
そうでなければ、存在価値がないわ」

九層が言う。

「果たしてそうだろうか?
もし政府紙幣との交換を前提としなくても、もし全企業が仮想マネーとの物品の交換を認めたらどうなるだろう?
そして、もしその仮想マネーがインフレーションの影響を受けることなく、そして政府紙幣より確かに永続し得る存在と論理的に立証することができれば仮想マネーが政府紙幣を取って代わるときがくるのではないか?」

美麗部長は席を立ち上がる。

「あなたは銀行をつぶすつもり?
いや、政府そのものをつぶすつもりなのね?
何がやりたいの?そんなことをするのであればこの話し合いは終わりよ」

橋渡は言う。

「落ち着いてくれ。
そんなことはさせない。
九層は僕の友達だ。
彼は、破壊を望んでいない。
今からわれわれが行う改革が、現体制の終焉を意味するのであれば、現体制がわれわれの活動を許さないだろう。
そして勇気ある美麗部長のこの会議への出席の真意も問われることになるだろう。
それはこのテーブルの人は誰もしる余地もない。
だが、1ついえることは、世界は問題を抱えているということだ。
美麗部長であっても、銀行業には倫理的問題が存在していることに気づいているからこそこの会議に出席してくれた。
その銀行の革命のためにぜひとも落ち着いて話をしてほしい」

美麗部長は九層をにらみながら言う。

「いいでしょう」

台田はふん、と鼻で笑う。

国家が、口を開いた。

「人々は問題を複雑化させ、真理を時に見失う。
そこで私は、簡潔にいまの銀行業のあり方をみなに意見してもらいたいと思う」

そうしてメンバーにより次の事柄がリストアップされた。

・マネー創造は時に必要である。

・マネー創造は、国債の増加やインフレーションを通じて国民への負担となる。

・マネー創造とは、つまりは未来の収益を前取する仕組みである。

・マネー創造により政治資金捻出が可能となる為、政治家はマネー創造の仕組みの奴隷である。

・マネー創造により政治家を含めたすべてのセクターの買収が可能である。なぜならマネーが資本主義社会では最高の報酬だからである。

・国の保障付き融資とは、つまりは国民の税金により返済を保障するという意味である。

・マネーというものは、もともと労働により生産された物やサービスを交換する為の代替である。つまりは、交換に値する労働がなければそこにはマネーが存在してはいけない。交換に値する労働がないにもかかわらず生み出されたマネーは、「マネー創造」により作られたいわば偽者である。

・反対に、「マネー出現」による生み出されるマネーは、交換に値する労働によるマネーは、存在してもよいマネーである。

・交換に値する労働による生産やサービスは、人々に必要とされると同時に、生産量が適正であるという意味である。

・融資によりマネーは生まれるが、生まれた時には、それが「マネー出現」か「マネー創造」かは実はわからない。但し、生まれた瞬間は、ただのマネーであることからやはりそれは、何もないところからひねり出したやはり「マネー創造」によるマネーである。だが、使われようによっては、存在してもよい「マネー出現」によるマネーであると認定される。

・マネーが物やサービスに代わり、それが物やサービスにかわり交換に値するものであった場合に、それは、「マネー出現」によるマネーであり存在してよいマネーとなる。

・最終的に「マネー創造」で終わってしまった場合、そのマネーの分だけ、「物とサービス」と「マネー」は均衡しなくなる。マネーが増えてしまった分だけ、インフレが起きる。これにより、マネーの価値は全体的に下がる。これを返済することで、マネーは縮小しインフレは抑制される。


続く