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木曜日, 11月 28

ユナイトワンの理論 正義と悪の境目

もし我々が力を無くしたとしたらどうなる?
だれが秩序を保つ?
誰がこの大きな仕組みを動かして行く?
世界は情報が氾濫しもはや統制が効かない。メディアコントロールも出来なくなった。その中で資源と人口のバランスを保ちながら持続可能な、つまりはサステイナブルな世界を作ることをだれが他にできる?
君に出来るかい?なぁ、橋渡君。君は、私たちの事を調べ上げている。君の記事には客観的主観は入ってないようだが、報道事実だけをみれば誰もが我々の存在を恐れ、そして敵対するだろう。
だがね、君は考えたことがあるか?
個人が富を得た時の行動パターンを?我々はね、数百、いや、数千年の人類統治の間に数多くの社会実験を行ってきた。そうして、多くの集団心理の事実を知っている。君は、見たことがあるか?勤勉で道徳心あり社会全体に有益だった人物が、富を手に入れた途端に社会毒になったところを?君は、見たことがあるか?富を公平に配分した結果、長期的には生産性が下がり人口が増え、取り返しのつかないくらい貧困になった世界を?君は、何を見てきた?我々か?我々は、何を見てきたか?人類の存亡だよ!この星での人類の永続的な繁栄だよ!

橋渡は黙り込んだ。

国家正だったかね。彼の論文は興味深い。実に興味深い。同じものを読んだことがあるからね。そう、50年以上前に!それを人類存続の一策として、なんの恥じらいも無く、公言する、その無知さ、我々との乖離、それが実に興味深かったよ!

橋渡は顔を上げた。

そう、その乖離。それをどう思われます?50年以上の乖離がある。恐らく今、世界をコントロールするユナイトワンが、その危機を世界中に訴えれば、世界中に散らばる人口が、その未来についてもっと真剣に考え始めるはずです。それをたった一部のあなた達の裁量の中で判断するのは、それはあなた方の、無能と言わざる得ません。あなた方の判断を、世界中の同意なしに独断で遂行し、勝手な未来に従わされて、それが正義?笑わせるな。いや、笑えない位、呆れる。いいか、俺はあんた達なんか見ていない。初めから。俺はあんた達が見ているそのもっともっとその先を見ている。

いいか?今、我々がコントロールを失うと、誰も手に負えない。世界は滅亡に向かうぞ。

いいじゃないか?やってみよう。本当にそうなるか。あなた達、好きだろう?社会実験。

橋渡は、机に置く、ユナイトワンのメンバーバッチを。そして、ユナイトワンの会長室を後にした。

水曜日, 11月 27

新たなマネーを想像したキングバンクの試み

業界に激震が走った。
価値のあるマネー。これが登場したからだ。
その紙幣自体に価値がないが、永遠に生命を維持するエネルギーが蓄えられている何かがあれば。しかもそれが餅は運び可能なら。
価値のない紙幣より、人々はそれを持つようになるだろう。

それは金融システムの崩壊と同時に政府がもつ紙幣発行権という強大な権力に対する反乱だった。

日曜日, 11月 3

一文字二作(いちもんじにさく)の世界を激震させた小説

一文字二作(ひともんじにさく)はハポネの文学際で50年間受賞者がいなかった金文賞を受賞。

世界の大文豪である文道王輝(あやみちおおき)は彼のデビューを「文学界の天変地異」と例え、今までに彼が知る歴史の中でNo.1だろうと称えた。

彼の文章力や世界観は、一定以上のIQと共感力を持つ人しか理解が出来ないと言われ、彼の作品は別名「インテリ本」と言われた。

本を読むことに時間を費やしたくない人は、彼の本を1度も読まないことだ。1度でも読めば、読み続けなくてはならないから。といわれる程彼の作品は中毒性がある為、「リーディングドラッグ」としての俗語が生まれた。

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