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木曜日, 10月 31

無料診断で話題を呼んだドクタードットコム

症状を選択して行くだけておおよその病名が分かるドクタードットコムが設立された。
内科、外科と分かれており簡単にわかる仕組み。

火曜日, 10月 22

ウォッチドットコムによる政治の監視

政治家が生み出す法律を監視するウェブサイトがウォッチドットコムだ。

法律と政治家を結びつけることにより、政治家の次の選挙の際の判断材料にするもの。

政治家の仕事である法律を作ることにフォーカスする事により、それがどのような人々にどのような利益、不利益をもたらすかを示し、政治家に国民から指示されるような法律を作るように注力するように促す。

法律の大半は、官僚により複雑にかかれており、その内容を庶民が簡単に理解できないようになっていた。
まず、その根本を変える為に、難しい政策は読むに値しないとして大きく減点。メリット、デメリットはA4ペーパーに纏めることを基本とした。そうでなければ、原点の上に、ネット投稿によりA4ペーパーに概要説明がなされる事となる。それを嫌う政治家は必ず概要を書くようになった。

メリットのない法律を作成したり、デメリットの大きい法律を作ったと、ネットユーザーの投票により判断された政治家は当然の事ながらマイナス評価となり、次期選挙落選することとなる。これを恐れ政治家は私利私欲の為に法律を作りにくくなった。


政治家を動かした政策ドットコム

政党を選ぶ政治から、政策を選ぶ政治に変革を促したのが政治ドットコムである。

政党の選挙となにが違うのか?というと何も変わらない。変わるのはただ一つ。政党に投票していたのを政策に投票することに変えたのである。
任意で投票したい人が、投票することにはなんら変わりはない。

これが爆発的なブームになった。同じ政策を支持する人は自動的にグルーピングされ政党とされる。指示された政策は上位の方に行きランキング化される。

これをうけて政治家は自分の党の政策の方向転換を検討しなくてはならなくなった。また、これは、庶民が何を求めているのかを汲み取る真の政治のスタートとなった。

庶民が考えることで国が作られ国が動くことにより国民一人一人が己の判断に責任を持ち、国を良くするために一致団結して働くようにもなった。

情報を評価するサイト ウェブバリュー

情報が溢れかえり人々は情報の良し悪しをつけなければ、優良な情報をえることができなくなってしまった。情報が真に有益であるかどうかは、その情報が読者の心の状態を、その時点、もしくは将来的にどれほど改善させる可能性があるかで決まってくると定義した。
最先端の人工知能と連携したアルゴリズムにより、バリューウェブは心の状態を改善に導くサイトのまとめサイトとして確立した。それは、人気サイトがさらに人気になってしまう、サイトバブルを引き起こすことを避け、真にサイトを評価することに導いた。
その中でも実現可能性が高く且つ心の状態を、生活水準の向上を通し改善しようとしたサイト、THE 未来史が高い評価を得ることとなった。これを受け、多くの人々がTHE 未来史と同じようなサイトを作ることに奮闘し、新しいアイデアを世の中に次々と生み出していった。

水曜日, 10月 2

この世は力が絶対であるとした株式会社ウェポン

国家権力に逆らい武装し、力で支配力を増加させたのは、株式会社ウェポンだった。

社長の鉢宮は言う。『最高の交渉の土台にのるのは金ではない。命だ。』

『私がまだ真面目にサラリーマンをしていた時でした。その時は何事にも話し合い。だけど、暴力を使うと実に話が早く済むんですね。しゃべって欲しくなければ殺してしまえばいい。言うこと聞かなければ殺すと脅せばいい。
国家もそうでしょう。殺すとはいかなくても、監禁してやるぞ、最悪殺すぞ、といって法律を守らせる。絶対服従ですよ。
金取るぞ!といって行動を制限する。金とるにはどうするか?抵抗したら暴力ですよね。それが許されてるのがほら、あそこに居るやつですよ。警察。』

『駄目ですよ、私みたいなのが増えたら。社会が崩壊してしまう。でもね、必要悪というものがあるでしょう。時に正しいものを正しくする為には我々みたいなのが必要なんですよ。まあ、正しい、なんてのは人によって意見は違いますから、例えば宗教がらみのテロリストなんてのは、私たちにとっては間違ってることを、本気で正しいと思ってやってるわけですからね。彼らからみたら私たちは異常者だ。つまりは、正しい、正しくない、なんてのはないんです。とこんなこといってると、必要悪なんて無い、なんて言われそうですけどね。社会に必要か必要じゃないかではなくて、つまりは、ただ一番シンプルな交渉術を実行に移している、ただこれだけのことです。』

株式会社ウェポンは、当初軍の下請け民間企業として発足。その力を次第に強大なものにしていき、今では、軍も逆らえないほどの牽制力を持った。

今やウェポンの活動を止めることは出来ない。それでも、この世界が平和に落ち着いてられるのは、トップ、いや、この会社に根付く私利私欲を最終目的としていない何かがあるからだろう。

『私は、身内を特にかわいがったりしません。仲間内で悪いことをするのが好かない達でね。人類がいい方向に向かうなら手を貸しますよ。それが、我々の存在意義の、私なりの正当化法です。』

株式会社ウェポンは、専属軍隊を持ち殺しや暴力を武器に勢力を拡大している。この拡大が人類の未来を明るく照らすことになるのか、今後に期待したい。

火曜日, 10月 1

加賀生介のあるものをありのままに表現した自由なアート

情報が拡散することを恐れた政府は、特定ユーザーに対して、徹底的に文字規制をかけるようになる。
当局に睨まれたものは、一日に発信できる文字数をどんどん制限されるようになったのだ。
これにより、当局にのみ望ましい情報が溢れるようになり、望ましくない情報は減少していった。
但し、これを当局は言論統制と民間に思われないよう巧妙にやってのけた。検索システムのアルゴリズムに、言語統制システムを組み込んだのだった。文字制限をかけられているにも関わらず文字制限を守らない民間人の言論は、今や最大の情報源となったWeb上で検索にかからないようになったのだ。そのことを理解している人も少なかったが、理解している人達は、少ない文字でいかに自らの意見を世界に発信するか、の試行錯誤を繰り返していた。
その中でも、文字制限が五文字と至上最短に制限されたユーザーがいた。
彼の名を、加賀生介という。
彼はもともとアーティストであったが、当局の勘違いで文字制限をかけられるようになる。それに気づき憤慨した彼は、当局を痛烈に批判。何を隠そう、彼は、この文字制限に気付いた第一人者であり、その文字制限によって一番酷く罰せられた人間だった。

彼は、その経験から現体制に疑問を感じ、アートにより現体制に抵抗するようになる。彼は、当局の文字制限にも負けない姿勢を表す為に、文字で構成される文字を作品として数多く残した。そのどれもが、彼の文字制限である五文字以内の漢字で構成されており、社会の裏側を映し出す斜に構えた作品となっている。

彼の作品はデジタルアートである為、Web上ですぐき広まった。彼のサイン入りの作品は、特に価値のあるものとされ、オークションでは一枚百万以上で取引された。彼のサイン入りの作品は世に100枚のみ限定で出される為特に価値が高くなるのであった。

彼の作品により人々は、多くの物事を、より冷静に捉えられるようになった。そして、彼の作品は、『自由』のシンボルとなり、彼が演説を行った展示会では、観客から、フリーダム!フリーダム!フリーダム!とフリーダムコールが沸くほどであった。