【創業者の想い】
「新しい商品を開発するとき、類似品の市場調査をして、予想販売数や単価を調査していました。その予想に基づいて企業は投資判断をしていくわけですが、予想はあくまで予想で企業のとるリスクが大きすぎました」
四条社長は語る。
「私はアイデアを思いついても、成功するかしないかわからずに結局やらないことが多かった。経営者にとって、販売単価や数量というものは、数多くの不確定要素の一つにしかすぎません。それを少しでも減らせないかと考えたんです」
【製品・サービス内容】
四条のサイト、フューチャープロダクトには、数多くの出店前の製品が並ぶ。そこでは、開発前段階の製品の素案がスケッチされ特徴も記載されている。そして開発者の希望価格が表示される。
その値段で買ってもいいという消費者はそこで購入契約を結ぶ。購入契約を結ぶことにより消費者は、販売価格より何パーセント割り引いた価格でその製品を購入できる権利を得る。つまり、購入の義務を負う代わりに割引の権利を得るのだ。メーカーが掲載した値段より高い販売価格をつけた場合は、割引は引き続き適応されるが、購入義務は免除される。メーカーが掲載した値段より、実際は低い販売価格となった場合は、購入者は販売価格を支払えばよく、高い掲載価格を払う必要は無い。
【サイト フュチャープロダクトの効果】
生産側はこれにより見込み生産と、より現実に近いマーケット調査が可能となった。一方で、消費者側では、自らのニーズを生産側に知ってもらう機会を得ることに繋がった。フューチャープロダクトを通じた生産者と消費者のコミュニケーションを通じ、資源のより効率的な分配が可能となった。
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