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金曜日, 5月 3

株式会社 マテリアルマシナリー が起こす良質なデフレサイクル

【創業者の想い】
「ものの値段をゼロにするにはどうすればいいかわかりますか?」
鉄塚はにやりと笑った言う。
「それは簡単です。ゼロコストでそのものを作ればいいんです。そうすれば、世界中の人々はものをゼロで手に入れることができる。どうでしょう?そんなに幸せなことがありますでしょうか?しかし、今の世界ではデフレが経済にわるいだのなんだのほざいてる。値段が安くなる、最高じゃないですか?」
鉄塚は有名大学の経済学部出身である。もちろん、デフレサイクルが消費を鈍化させ経済をも鈍化させる危険性を理解している。その上でかれは続ける。
「経済学なんてあんなのはだれかが、いろいろな理由をつけて作った机上の空論なんですよ。残念ながら人間というのはある程度理論が通っていればそれが本当だと信じてしまう。理由があればすぐに信じてしまうんですよ。理解できたものはすべてが真実だと信じてしまう。だから人間は一昔前では、星が空から吊り下げられてると信じていたし地球は平面だと信じていた。それでは経済学は?あれも本当かどうかなんんてわかりません。ぼくはあれが間違ってるかを証明することに時間をかけること自体、時間の無駄だと思いますからやりませんが、いろいろ理由をつければすぐに破綻しますよ。きっとどこかの誰かがいろいろな過ちを指摘してとっくに破綻しているはずなんだけど」

鉄塚は、本気でゼロコストにより世界が変わると信じている。ゼロコストに近づけることで人間の生活の質も向上するし、世界が飛躍的に進歩することを確信している。

鉄塚「ゼロコスト、というのはねつまりはこの世の中のすべてが人間の手で生み出さなくなったということですよ。大体、あなたは、なんで物にそのものの値段がついているか知っていますか?というよりも、なぜ大体、お金を払わないとそのものが手に入らないか知っていますか?」

お金というものは、もともと人が拾ったり、作ったり、育てたりしたもののぶつぶつ交換を、より簡単にするためのツールであった。つまりお金というのは、モノだった。
それから、お金=モノだったのが、モノに変わるお金を支払うから働いてくれ、という「サービス」が生まれた。モノは結局人間の労働で得られたものであるから、お金、というのはつまりは労働であることがわかる。

鉄塚「労働をしなくなればいい。どうするかって?簡単です。人間の変わりに何かを働かせればいいんですよ。ロボットをはたらかせればいいんですよ。じゃあロボットは誰が作るのかって?ロボットを作るのもロボットに作らせればいい。でも、ロボットを作るには鉄やその他資源が必要になりますよね。その資源さえもロボットに発掘させればいい。そうすればね、人間は何もしなくていいわけえす。つまりね、労働がいらなくなるわけです。そうすると何が起こるか?ものの値段がゼロになるんですよ」

株式会社 マテリアルマシナリーは、現在は資源発掘の機械化を進めている。
鉄塚「まずは資源コストの低減です。資源発掘の機械化を進めていますが、別にこれじゃなくったっていい。もロボットに利用できる資源がゼロコストで作れればいいのですから、たとえば頑丈なプラスティックでもいいわけです。そして資源コストが下がればロボットをさらに量産できるようになりさらに資源の発掘が進みます。そうしてまずは資源をゼロに落とす。2020年までに私は資源のコストを限りなくゼロに近くしてやりますよ」

マーケットに存在する資源については興味がないという。実需や埋蔵量に左右されることなくマーケットの心理しだいで値段が上がってしまうからだとう。

鉄塚「マーケットは理論的ではなく、マーケット本来の役目を果たしていません。なのでマーケットに出てしまった資源はもはや使い物にならなくなってしまう。彼らは、僕らの仕事に猛反対していますよ。だってデフレに陥ったら、金持ちのお金の価値がどんどん下がってしまい丸からね。だって、お金なんていらなくなるんだから、お金持ちは怖がるでしょう。デフレになる、だなんて脅してみんなを脅かすでしょう。でも僕はやめませんよ。だって人類のためなんですから」

資源コストを下げた後は、創造性が必要のない単純作業から徐々に機械化を進めて行く予定。モノがただで手に入る日はそう遠くないのかもしれない。