統率を取ること。それはつまりは、利害関係と人間関係を構築し、多数から意思決定者を選び、意思決定の権限を与えることである。
大海竹流は、リーダーとしての資格をまったく持ち合わせていなかったときに、この株式会社リーダーズに出会うことになる。
株式会社リーダーズの頭長典(かしら ながのり)に、大海は突然の質問攻めにあう。
「リーダーとは何か?わかりますか?」
大海は答えた。「今の資本主義社会では資本を持つものではありませんか?」
頭は言った。「間違いじゃない、残念なことにね。でも世界ではないね。本質的には何か?」
大海は答える。「リーダーの目的とは、つまりは人を動かすこと」
頭は目を輝かせる。「そのとおり。リーダーというのは、リーダーになりたくてなるのではない。
出世欲があるのは大いに結構だが、リーダーには人を動かす目的がなくてはならない。
自らのアイデアを世の中に反映させるためのビジョンがなければリーダーになったって仕方がないんです。リーダーとは自らのアイデアを現実のものにする為に人を動かす人物でなければなりません。まずはあなたに強力なアイデアがあるなら、うちのサービスを提供しましょう。リーダーにします」
大海は語った。自らの信念を。そして、このリーダーシップというのはある目的を達成させることではない。結局はリーダーというのは、そうつまりは世の中を変えることだからである。小さい集団のリーダーをすることが目的ではない、そう全人類のリーダーシップを取る方法論を見出したいと大海は自らのビジョンを語った。
頭はいった。「いいでしょう。その信念。すばらしい。力をお貸しします。われわれがもっている知識すべてを注ぎ込み、リーダーシップをとりあなたが描く世界を実現に向かわせましょう」
その後、大海は自らのビジョンを語り、人類の未来のコマを大きく前に進めた。
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