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月曜日, 7月 22

ゾンビ映画は人口削減計画に向けた布石である ユナイトワンの策略


橋渡 剣(はしわたし けん)は、世界的ジャーナリストであり27ヶ国語を使いこなし世界をまたにかけてジャーナリズムに身をささげる男。彼の主な取材対象は、世界を影で支配するとされるユナイトワン。

橋渡は、ユナイトワンが増加し続ける人口に歯止めをかけるために、人口削減計画を画策していることを突き止めた。今回の記事はその計画の一つであるゾンビパンデミックについての取材についてまとめている。

これは実際のユナイトワンから迫害され命を狙われている男い対して逃亡資金を払う代償に得た実際の証言である。なお、証言者であるゲタニはこの取材の3日後に亡国で殺害報告がされている。

ゲタニ「ゾンビって昔はなんだったか知ってるかい?死人だったんだ。死んだ人が墓からよみがえる。それがゾンビだった。だが、今は違う。生きた人間が病原菌に感染してゾンビになるだろる。生きてる人間なんだ。それがゾンビにかまれてゾンビになる。
だが、今の映画やゲームでは、ゾンビを殺しても何も抵抗がない。なぜなら、ゾンビといえばもとから死んでると、今の人は思ってるからだ。でも実際は違うんだ。よくよく考えてみると、ゾンビは生きた人間なんだぜ。ただ脳みそが菌にやられて人を襲うようになっているだけなんだ。
今の人たちはこう考えてる。人に噛み付く→ゾンビだ→殺してもいい、ってね。でも、実際は、人に噛み付く→菌に冒されて暴れている→治療が必要、という発想が正しいんだ。

だけども、それが巧妙なメディアのイメージすり替えで捻じ曲げられてしまっている。これがまず第一のユナイトワンの功績、そんな言葉が正しいかわからないけど、やつらの成功なのさ。

やつらは、いくつかの人口削減計画の内のひとつとしてゾンビ菌パンデミックを考えている。

普通、ゾンビではない普通の感染症パンデミックがおきた場合、最終的には感染者を特定地域に隔離するだろう?そしたら、どうする?隔離した地域の人々になんらかの治療を行うのが普通だ。どんな感染症でも見殺しには出来ないからね。食料だって支給しなくてはならない。それには多額の費用がかかる。

元々、ゾンビ達を助けるつもりがないユナイトワンも、救助活動を表面上でもせざる得ないだろう。なぜなら、そうでもしなければ、今の道徳観溢れた人々を統治することができないからね。混乱を抑える為にも、元から助けるつもりがないユナイトワンだって、助けるふりをする為にお金を使わなくてはならないんだ。つまり、普通の感染症によるパンデミックによる人口削減計画は、コストもかかるし、時間もかかるんだ。

だが、ゾンビの感染症であれば話は別だ。ゾンビはもう死んでるんだ、殺してもいいんだと群集は勘違いしている。そうなれば、後始末がとにかくらくさ。隔離した感染した人々を殺処分してしまえばすむんだからね」

剣「なるほど」

ゲタニ「なぜ、あんなくらだらないゾンビ映画がたくさんあるか理由がわかったかい?最近必ずといっていいほど、毎年ゾンビ映画が公開されるだろう。ゲーム化だってされている。洗脳するためさ。ゾンビを殺しまくる映画があるのはそのためだ」

剣「そのゾンビのように人を狂わせる病原菌の開発はどのような状況なんだい」

ゲタニ「もう完成しているよ。あんなものの開発は実際は簡単なんだ。狂犬病と同じだからね。ただ狂犬病の病原菌に少し改良を加えればいい。身体能力を最大限に引き出し、同種のものに噛み付き、よだれに病原菌を含むような症状を引き起こす病原菌ならなんでもいいんだから」

剣「できているならなぜユナイトワンは計画に踏み切ろうとしない」

ゲタニ「ひとつの理由は、ユナイトワンの連中はまだ世界の人口をこのまま泳がせておいたほうがいいと思っている。人口が増えれば新しい発明も増えて技術の発展にもつながる。

だが、人口がこのまま爆発的に増え資源が枯渇したときには必ず戦争が起こる。その局面に瀕し、ユナイトワンの関係者、彼らの領土や私物に被害が及ぶと判断した場合、人口削減計画の内の一つをを実行するだろう」

剣「内の一つを?ほかにもあるのか」

ゲタニ「そんなこともしらないのか。いっておくが、ゾンビ計画はいくつかの人口削減計画のほんのひとつであり、実際問題、着手される確率はかなり低い」

剣「なぜ確率が低いと言い切れる」

ゲタニ「生物兵器は利用側に被害が及ぶリスクが非常に高いからだ。彼らは世界の富を握る精鋭集団だ。数多くのプランを用意周到に準備している。ゾンビ計画はその他多くの計画がうまくいかなかった場合のバックアッププランのひとつにすぎない。

わかるかい?そのバックアッププランでさえも、数多くのメディアを動かし世論を動かし綿密に準備を進めていることからも、ユナイトワンが一体どれくらいの規模をもっているんだ。

まぁ、それは当たり前のことだ。世界はユナイトワンで動いているんのだから。この世の中の金、すべてがユナイトワンが動かしているといっても決して過言ではない」

周りに怪しい人影をゲタニが発見する。

その場を離れる二人。


この物語はフィクションです。この記事の未来が「いいね!」と思った方は、Google,Twitter,またはFacebookでシェアして下さい。アイデアを広めて世界を変えましょう。